楽しいより、儚い
っていうイメージです。
オレンジの灯りが夜をぼんやり明るくして
いつもは出歩けない夜も
今日だけは500円を握りしめて
お許しが出る。
夏休みの始まりと同時に
近所の小学校のグラウンドでお祭りがあります!
それが今日でしたー
歩いてすぐやから
少し覗いてみた。
真ん中に大きな櫓がたってて
その櫓を中心に輪になってる盆踊りの踊り子さん
そして、それを取り囲むように出店が出てます!
●金魚すくい
●ヨーヨー釣り
●射的
●輪投げ
●スーパーボールすくい
●かき氷屋さん
●イカ焼き
●フランクフルト
●ビール
●ラムネ・・・etc
友だち数人は踊れもしないけど
見よう見真似で盆踊りの輪の中へ
なんか踊るのはちょっと恥ずかしくて
結局その友達をiphoneで動画撮影。
1曲踊ったら帰ってくると思いきや
なんか隠れてた踊りの才能が開花したのか
全く帰ってこなくなったw
「ずっと見てるのもなんやなぁ・・・」
恥ずかしくて踊ってるやつを見ていた
おれともう一人の友達で
食べ歩きに行くことへー
こなもん食べてー
かき氷食べてー・・・
そんなこんなしてたら
盆踊りが終了!
汗だくの踊り組が再び合流。
すごい汗だくやのに
どいつもこいつも、なんかやり切った顔してやがるw
でもその顔見て、おれも踊ってみればよかったかなぁ
と少し後悔(-ω-)
そろそろ帰ろうかー
というときに小学生の男の子が
青色に光る立派な剣をカバンから落とした。
でもそれに気づかず、ずんずん進む。
お母さん『あんた500円だけやで!それ以上は渡さんから』
男の子『わかったって!いってくるわー』
・・・お祭り会場・・・
男の子(…うわっ、友達のA君めっちゃかっこいい剣持ってるやん。僕もほしいなぁ)
光る剣:600円
男の子(…足りひん)
(…学校の友達みんな持っててバカにされたらどうしよう)
(…お母さんに500円大事に使いなさいって言われたしなー)
男の子は右手の500円を今までより強く握る。
出店のおっちゃんが男の子を手招きする。
そして小さい声で
おっちゃん『みんなにも、お母さんにも秘密やで』
『お店のお手伝い。ちょっとしてくれたらそのお給料として、この剣を君にプレゼントしたろ』
男の子『ええの?それやったらお手伝いさせてほしい!』
お店の前で、盆踊りの音楽・お祭りの喧騒にも負けないような
大きい声でお客さんに声をかけた。
男の子『面白いものたくさんありますよー!!!』
『見ていってくださーい!!!』
・・・30分後・・・
おっちゃん『ありがとう!おっちゃん助かったわ!約束どうりこの剣は君が働いてくれたからプレゼントするし遊んでおいで!』
男の子『もうちょっとやらしてほしい!楽しくなってきてん!』
結局、気づけば終わりの時間まで汗だくになりながら
小さくて、誰よりも元気な出店の店員さんになっていた。
おっちゃん『ほんまにありがとう!こんなにがんばってくれたから!君の好きなものどれでも何個か持っていき!』
男の子『ええの!? じゃあー…』
手にしたのはお母さんのためにって
女の子用の
小さい手鏡と、くしだった。
男の子『また来年もおっちゃんおる?』
おっちゃん『来年もまたお手伝い来てくれるか?』
男の子『次はもっとお客さん呼べるように頑張る』
結局お母さんにもらった500円はぽっけに入ったまま。
でも、お金では買えない彼だけのお祭りの思い出が1つできた。
そんなことがあった後の帰りの男の子かもしれん!
絶対にこの剣、渡してあげないと!
拾って、走って追いかけて
おれ『これ落としたで』
立ち止まることなく
剣だけ掴んで、逃げるように帰っていった。
え?
おれの想像かえして
っていうイメージです。
オレンジの灯りが夜をぼんやり明るくして
いつもは出歩けない夜も
今日だけは500円を握りしめて
お許しが出る。
夏休みの始まりと同時に
近所の小学校のグラウンドでお祭りがあります!
それが今日でしたー
歩いてすぐやから
少し覗いてみた。
真ん中に大きな櫓がたってて
その櫓を中心に輪になってる盆踊りの踊り子さん
そして、それを取り囲むように出店が出てます!
●金魚すくい
●ヨーヨー釣り
●射的
●輪投げ
●スーパーボールすくい
●かき氷屋さん
●イカ焼き
●フランクフルト
●ビール
●ラムネ・・・etc
友だち数人は踊れもしないけど
見よう見真似で盆踊りの輪の中へ
なんか踊るのはちょっと恥ずかしくて
結局その友達をiphoneで動画撮影。
1曲踊ったら帰ってくると思いきや
なんか隠れてた踊りの才能が開花したのか
全く帰ってこなくなったw
「ずっと見てるのもなんやなぁ・・・」
恥ずかしくて踊ってるやつを見ていた
おれともう一人の友達で
食べ歩きに行くことへー
こなもん食べてー
かき氷食べてー・・・
そんなこんなしてたら
盆踊りが終了!
汗だくの踊り組が再び合流。
すごい汗だくやのに
どいつもこいつも、なんかやり切った顔してやがるw
でもその顔見て、おれも踊ってみればよかったかなぁ
と少し後悔(-ω-)
そろそろ帰ろうかー
というときに小学生の男の子が
青色に光る立派な剣をカバンから落とした。
でもそれに気づかず、ずんずん進む。
お母さん『あんた500円だけやで!それ以上は渡さんから』
男の子『わかったって!いってくるわー』
・・・お祭り会場・・・
男の子(…うわっ、友達のA君めっちゃかっこいい剣持ってるやん。僕もほしいなぁ)
光る剣:600円
男の子(…足りひん)
(…学校の友達みんな持っててバカにされたらどうしよう)
(…お母さんに500円大事に使いなさいって言われたしなー)
男の子は右手の500円を今までより強く握る。
出店のおっちゃんが男の子を手招きする。
そして小さい声で
おっちゃん『みんなにも、お母さんにも秘密やで』
『お店のお手伝い。ちょっとしてくれたらそのお給料として、この剣を君にプレゼントしたろ』
男の子『ええの?それやったらお手伝いさせてほしい!』
お店の前で、盆踊りの音楽・お祭りの喧騒にも負けないような
大きい声でお客さんに声をかけた。
男の子『面白いものたくさんありますよー!!!』
『見ていってくださーい!!!』
・・・30分後・・・
おっちゃん『ありがとう!おっちゃん助かったわ!約束どうりこの剣は君が働いてくれたからプレゼントするし遊んでおいで!』
男の子『もうちょっとやらしてほしい!楽しくなってきてん!』
結局、気づけば終わりの時間まで汗だくになりながら
小さくて、誰よりも元気な出店の店員さんになっていた。
おっちゃん『ほんまにありがとう!こんなにがんばってくれたから!君の好きなものどれでも何個か持っていき!』
男の子『ええの!? じゃあー…』
手にしたのはお母さんのためにって
女の子用の
小さい手鏡と、くしだった。
男の子『また来年もおっちゃんおる?』
おっちゃん『来年もまたお手伝い来てくれるか?』
男の子『次はもっとお客さん呼べるように頑張る』
結局お母さんにもらった500円はぽっけに入ったまま。
でも、お金では買えない彼だけのお祭りの思い出が1つできた。
そんなことがあった後の帰りの男の子かもしれん!
絶対にこの剣、渡してあげないと!
拾って、走って追いかけて
おれ『これ落としたで』
立ち止まることなく
剣だけ掴んで、逃げるように帰っていった。
え?
おれの想像かえして
ごましおパンチ |
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