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なつねこ

絵本の情報

タイトル
なつねこ
作者
文:かんのゆうこ 絵:北見葉胡
出版社
講談社
出版年月日
2011年06月22日
なつねこ

あらすじ

夏のある日。
なみこの前に突然現れたネコのこなつ。
なみこはこなつにいざなわれ、素敵な風鈴工房へ行くことに。
その風鈴工房には、なみこが知りたい秘密が…。

感想

※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
 
 
 

なつねこ (講談社の創作絵本)

 
春、夏、秋、冬と
それぞれの四季と猫がタッグを組んでいる、”四季ねこシリーズ” の 夏編!
 
 
 
この絵本を読めば、
大人も子供も風鈴の音に耳を傾けずにはいられない!
 
 
風鈴の音をきき、
「かぜが うたを うたっているんでしょう?」
とたずねる、なみこ。
 
だけど、お母さんは
「あら、あれは ガラスの ゆれる おとよ。」と。
 
 
大人になると理屈でものを考えてしまうことが多くなる。
 
それが ”絶対的悪” なわけではないんだけど、
 
この世界を思う存分楽しむには邪魔になってしまう時があると思うのです。
 
 
 
だからこそ、
なみこのような純粋な感覚を持ち続けられる大人でありたいものです。
僕の中に純粋さがまだ残っているかは定かでないですが…。(笑)
 
 
 
 
((そんな、なみこの元へ訪れた不思議体験。))
 
 
なみこは突然現れたネコによって、風鈴工房に誘われ、
そこで風鈴の音の秘密を知ることに。
 
 
その風鈴工房で見たもの、知ったことというのは
なみこの純粋さを肯定してくれる経験になったのじゃないかなぁと思います。
 
 
 
信じたものだけがみれる世界がある!
 
 
 
そうです。
この絵本には自分の中で芽生えたものを信じる大切さが詰まっているのです。
 
 
 
 
そういえば、
工房に飾ってある、ネコや個性的なオブジェ。
とっても可愛いかった…。
ネコ好きの僕にはたまらんかったです。はい。
 
 
おしまい。
 
 
 
(文:國)
 

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