絵本の情報
- タイトル
- チキンライスがいく。
- 作者
- はらぺこめがね
- 出版社
- あかね書房
- 出版年月日
- 2018年10月25日

あらすじ
ケチャップの赤が鮮やかなチキンライスに足が生えた。
てくてく歩きだしたら、自分とよく似た形に出会う。
それはピカピカの太陽だったり、のっそり歩くカメだったり……
それでも気にせず、「な〜んだ」と通りすぎていくチキンライスだけれど、最後にびっくりさせられてしまう!?
リアルでシュールなチキンライスの不思議な旅。ラストまで美味しそう!
チキンライスが出会うものを当てながらページをめくるのが楽しい絵本です。(あかね書房)
てくてく歩きだしたら、自分とよく似た形に出会う。
それはピカピカの太陽だったり、のっそり歩くカメだったり……
それでも気にせず、「な〜んだ」と通りすぎていくチキンライスだけれど、最後にびっくりさせられてしまう!?
リアルでシュールなチキンライスの不思議な旅。ラストまで美味しそう!
チキンライスが出会うものを当てながらページをめくるのが楽しい絵本です。(あかね書房)
感想
※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
ひとたびページをめくると魅力が!もう…
驚き、興奮、食欲!
なんていったって、幅広い世代に馴染み深い食べ物であるチキンライスから足が生えているんですもの。
「よっこらしょ」なんて言葉を添えて。
⚪︎チキンライスの媚びない赤。
⚪︎発する言葉。
⚪︎足。
そうだ、この1ページ目には命がつまっているのだ、と気づいた時にはもう虜になっているのです。
歩きはじめたチキンライスを見ていると表情さえも浮かび、命をいただいて生きていることを再確認する。
チキンライスの生き様を見届けようと釘付けになっていると、甘酸っぱい思い出もあの嫌な出来事も回想する自分がいて私はその全てに含まれるぬくもりを感じながらページをゆっくりゆっくりめくりました。
私の記憶を否定も肯定もせず黙って通り過ぎてくれるような。
たまごが上からかぶさりオムライスになったチキンライスがそれでも尚歩き始める最後のシーンで(そうそう、これでこそチキンライスやんな。)と訳のわからないことを真剣に思い、てくてくと歩き続けるチキンライスにこれからの自分を重ねたり重ねなかったり…。
偉大な懐かしきと感謝を込めて。
おしまい。
(文:國)
ひとたびページをめくると魅力が!もう…
驚き、興奮、食欲!
なんていったって、幅広い世代に馴染み深い食べ物であるチキンライスから足が生えているんですもの。
「よっこらしょ」なんて言葉を添えて。
⚪︎チキンライスの媚びない赤。
⚪︎発する言葉。
⚪︎足。
そうだ、この1ページ目には命がつまっているのだ、と気づいた時にはもう虜になっているのです。
歩きはじめたチキンライスを見ていると表情さえも浮かび、命をいただいて生きていることを再確認する。
チキンライスの生き様を見届けようと釘付けになっていると、甘酸っぱい思い出もあの嫌な出来事も回想する自分がいて私はその全てに含まれるぬくもりを感じながらページをゆっくりゆっくりめくりました。
私の記憶を否定も肯定もせず黙って通り過ぎてくれるような。
たまごが上からかぶさりオムライスになったチキンライスがそれでも尚歩き始める最後のシーンで(そうそう、これでこそチキンライスやんな。)と訳のわからないことを真剣に思い、てくてくと歩き続けるチキンライスにこれからの自分を重ねたり重ねなかったり…。
偉大な懐かしきと感謝を込めて。
おしまい。
(文:國)
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