夜になると、向かいのマンションに住む中国人らしき3~4人の女性たちが母国語ではしゃぎ出す事がある。
楽しそうなのはとても羨ましいが、窓を開けっ放しにし、カーテンもしていないので、丸見え丸聞こえというやつなのである。
じゃあ。
こっちの窓を閉めたらいいんじゃん?
蒸し暑いけど
単純明快。
シャーーー。と
窓に取り付けられたブラインダーをあげ、窓に手をかけたところ、向こうが僕の存在に気づいた。
その時である。
向こうが開けっ放しにしていた窓を、勢いよくガシャーンと思いっきり閉めた。
どうやら部屋を覗く変態と同等の扱いを受けたらしい。
僕の方が。僕の方が先に閉めようとしていたのだ。
なあ、
わかっておくれ。
そして、今この瞬間僕の悪口で盛り上がっていませんように。
前の記事:何かを考えているような顔
次の記事:カメラの練習