なっちゃんへ
大好き!
LOVE!
うん。
無印良品のペン試し書きコーナーで一番目立っていた。
他言語さえも用いて気持ちを伝えようとしている彼。
なのに、この熱量の差は何なのだろう?
ツンデレ姉さん女房とかだろうか?
パブリックなプレイスに
こんな事書かれて恥ずかしいのは重々理解できる。
では、なぜ返事を?
それも
うん。 だけ
ここに何かしらの想いが込められているはず…
…そうか。
この句点が書き手の冷ややかな意思の貫徹を表現しているように見えるが、
本当はデレの部分がふんだんに盛り込まれた返事なのだな。
「もぉーまたこんなトコにバカみたぃなことかいてぇー」
「なっちゃんの気持ちも書いてよー」
「え?やだよぉ。 恥ずかしいもん」
「なんでよー、俺のこと好きじゃないの?好きって言ってよ、書いてよー。言ってから書いてよぉ。」
「もぅ、知らない」
「書いてくれないと、俺ここから動かない。ねぇ、好き?大好きでしょ?俺のこと」
うん。
シンプルイズベストな場所で、いちゃこらすな!