中学、高校の時に使用していたバッシュ(バスケットシューズ)には
特別な愛着がある。
だけど、そのことに気づいたのは最近。
手元にはもうない。
怒られた時も、褒められた時も、疲労困憊でこれ以上動けないと思った時も。辞めたいと思った時も。
6年間で2足履いた。
NIKE→→→AND1
最初のNIKEは赤白で2年間。
AND1は赤黒。
4年間支えてくれた。
4年間使うと、最後の方はほんとにボロボロで
いつ履けなくなってもおかしくないレベルだった。
ソールの部分が一番ひどく、毎日アロンアルフアでくっつけては
「もう少しだけ、もう少しだけ耐えてくれ。」
と願いながらプレーしていたっけ。
見た目があまりにも悲惨だったのか、
チームメイトからは「新しいの買えよ。」と言われたし、
試合になると他のチームの人に指をさして笑われたけど、この靴はへこたれなかった。
「もう少しだけ」が、引退まで続いてくれたのだ。
ありがとう。
僕がお金持ちだったら、こんな経験できなかった。
それも、今だから思えるのだろうけど。
おしまい。