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っぽい

絵本の情報

タイトル
っぽい
作者
ぶん・え ピーター・レイノルズ やく なかがわ ちひろ
出版社
株式会社 主婦の友社
出版年月日
2009年04月30日
っぽい

あらすじ

ラモンは絵をかくのが大好き。いつでも。なんでも。どこででも絵をかく。
でも、あることがきっかけで絵をかくのがつらくなる。
そしてついにかくことをやめてしまう…。
ラモンは絵が嫌いになってしまったのでしょうか?

感想

※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
 
 
 

っぽい

 
「じょうず」にできるって、そんなに大切?
 
 
絵、字、工作、スポーツ、うた…
何かをするには上手というものがつきまとう。
 
 
“好き”は上手を目指して進む。
だけど、上手な人はまわりにいっぱいいて、
あの人はすごいなぁ…。もっとこうした方がいいのかなぁ…。自分には才能ないのかなぁ…。
なんて悩んでしまうんですよね。
 
その結果、無理矢理誰かに近づこうとしてしまったり。
 
 
そして気が付いた時には
「あれ?なんで頑張ってるんだっけ?」ってことになる。
 
 
上手を意識しすぎると、身動きがとれなくなり”好き”が薄れていってしまう。
 
 
上手になんてならなくていいのです。
僕は僕で。あなたはあなた。それでいい。
誰に何を言われようが、自分の色を変えることは絶対にしてはいけない。
 
 
ウキウキ、わくわくを目指し進めば
あなたの色をほめてくれる人は必ず現れる。
その人は今もあなたに出会えることを待っている。
 
 
“好き”をカバンに入れ、走り出せばいいのです。
上手なんて踏んづけてやれ!
そしてさらに先へ。もっともっと先へ。
 
 
そう教えてくれたラモン。マリソル。 ありがとう。
 
 
 
(文:國)