お正月の夜は、思いのほか静かだった。
みんなもっとお祭り騒ぎで
それが家の前の路地にも漏れ出ているもんやと思っていた。
酷かった風邪も小康状態で
あまりにも家の中にいると息が詰まりそう。
コンビニに行って飲み物を買うんだ！
という大義名分を打ち立てて
外にまた出たのだ。
UNIQLOのフリースに
ノースフェイスのジャケット
Titicacaのネックウォーマーだ。
完全防備。
静かに感じるのは、いつもは空いてるはずのお店もお休みだからか。
最近は、働き方改革が…なんてよく聞くし
きちんとお正月もお休みしよう。
昔はお正月はお店なんてどこも開いてなかったんやから。
ってとくダネの小倉さんがテレビで話していた。
時代は廻るものっていうから
またそういうふうになっていくんかな。
おれはお正月にお店があいているのが当たり前の時代に生まれてるから
そんな時代はまだ知らないけど。
一週間くらい。
家で寝ている。
時代に置いて行かれたような気がして怖い。
おれも連れて行ってくれ。
そういえばaikoさんの「何時何分」って歌で
印象的な歌詞を思い出した。
“一瞬の眠気に襲われ 数秒つぶった間にさ
何か世界が変わってたり あなたから連絡が来てたり”
最後まで読んでくれてありがとう。
「幸せ」
「痛いの痛いの飛んでいけ」
「どーなっつどーなった？」
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