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殺さないで

今日100円均一に一人で行った時のこと。
 
 
 
レジが結構混んでいた。
 
 
おれは、乾電池と眼鏡ケースを持っていた。
 
 
 
後ろに並んだ家族。
 
 
女の子がキラキラで色とりどりの飾りつけに使ったりするモールを持っていた。
 
 
そしたらお父さんが
「それ何に使うねん。」
 
 
「えー。いいやんほしいの。」
と女の子。
 
 
 
お母さんが畳みかけるように
「何に使うかだけ教えなさい。」
 
 
「言いたくない。」
と女の子。
 
 
「だから何に使うの?」
何度もお母さんが責めるように言う。
 
 
 
 
「じゃあもうええ。」
女の子は折れてしまった。
 
 
 
「じゃあお前これ返してこいや。」
とお父さんが怒って女の子は拗ねたような表情で
 
 
のそのそと返しに行ってしまった。
 
 
 
 
 
必要のないものを買わない。
それは確かにしつけであり、甘やかさない。
 
そういうことなんだろう。
 
 
 
それが間違ってるなんて全く思わないけど。
 
 
 
女の子は言わなかった。
頭の中でこのモールを使ってどんな風にするか。
 
 
いつも1人でご飯を作ってくれているお母さんのために
秘密で台所をキラキラで可愛くしてあげたかったのかも。
 
 
草野球が趣味のお父さんが次の試合で活躍できるように
応援グッズを作りたかったのかも。
 
 
 
彼女の頭の中をすべて知って
管理しようなんて、例え自分の子供でもしていいのかな。
 
 
 
100円で生まれた何かがあったかもしれない。
 
 
 
 
そんな風におれは考えてしまって。
 
 
 
んーってなった。
 
 
最後まで読んでくれてありがとう。
 
 
 
 
 
 

「痛いの痛いの飛んでいけ」

 

 
 
 
 



 
 
 
 

「5秒先」

 

 

「どーなっつどーなった?」

 

 
 
 
 
 
 



 
 

ごましおパンチ ごましおパンチ