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英雄

この前怪我をして病院に行った日のこと
 
 
そういえばと思い出したお話。
 
 
診察を待って、待合室で待ってると
 
診察室から出てきた男の子が
 
ギブスをしていた。
 
 
看護師さんがお母さんに
 
 
『骨は折れてないですけど、安静なのでー』
 
と説明。
 
 
ギブスを巻いているので
当然松葉杖を使って歩かないと行けない。
 
 
診察室から出たところで
看護師さんからレクチャーを受けて
 
ぎこちなくもゆっくり歩き出した。
 
 
怪我をして痛いはずなのに
ニヤけそうなのを堪え切れなくて
ニタニタした感じの顔で
 
『これはー学校でみんなビックリするぞ』
 
とお母さんに報告。
 
 
ギブスに松葉杖をついて
教室に現れたときには
 
そりゃあもう
戦地から帰ってきた英雄のような扱いを
小学生はうけるんだろーなー
 
 
何して怪我をしたのかわからないけど
名誉の傷のように讃えられることを
 
想像しただけで
ニヤケてしまう
 
 
そんな男の子が可愛く見えた。
 
 
 
看護師さん『ごましおさーん』
 
おっ
おれが呼ばれた。
 
 
俺も先生に
『ギブスつけた方がいいけどなー…どうする?』
 
 
俺『いやいやいや、、仕事に支障出るのでそれだけはーちょっと…』
 
 
 
自分も同じ場面に置かれたら
ギブスなんて嫌だと思ってしまった…
 
これが大人になるということなんだな
 
 
 
 
最後まで読んでくれてありがとう。
 
 
 
 



 
 
 

「時々、二人暮らし」

 

 

「どーなっつどーなった?」

 

 
 
 
 
 
 



 
 

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