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卒業式の日の匂いがした

昨日は卒業式の日の匂いがした。
 
 
 
お別れの寂しさと
新しいことへの期待のドキドキと
 
 
最後になる制服に袖を通して
向かった通学路を思い出した。
 
 
 
小学生の時
中学生の時
高校生の時
 
 
その時々で一番気の合う仲のいいやつがいた。
 
 
 
仲良く遊んだり、テスト勉強したりしながらも
学年が変われば、学校が変われば
もう友達ですらなくなっていくことを
 
本能的になんとなく分かっていた。
 
 
分かりながら、日々を消費していった。
 
 
別にそれを止めるつもりもなかった。
そういうもんだと思っていたし
 
そうあるべきだともおもっていたから
 
 
小学生の時、中学生の時、高校生の時
仲良かったやつは元気にしているんだろうか。
 
 
そいつらが俺を見たら笑うだろうな
 
 
なにしてんねん。売れてもない。誰のためにもならんことしやがって
 
そう言わないにしても思うだろう。
 
 
 
だから別に会いたいとも思わない。
自分勝手なんだろうけど、今は1人がいい。
 
今の自分を知ってくれている人が周りにいればそれで幸せだ。
 
 
思い出話で、笑うのはもっと先の話でいいと思っている。
 
 
そんなひねくれたやつなんだ。
 
 
書きながら、こんなことを思っているんだなぁ
と自分に驚いた。
 
 
結局、過去の自分より今を見てほしいなんてわがままだ。
 
 
ゴメン。
 
 
 
最後まで読んでくれてありがとう。
 
 
 
 



 
 
 

「5秒先」

 

 

「どーなっつどーなった?」

 

 
 
 
 
 
 



 
 

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