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嫉視

 
 
 
他を羨んでは
 
 
まどろみのなかにすいこまれておちていく感覚になった
 
 
せめてもの抵抗と
 
 
唾を空に向かって吐いた
 
 
唾は重力に従順で自分の肩をかすめた
 
 
さっきまで自分の体の一部だった粘液が汚らわしいものに変わってしまって、どこかで拭うこともできなかった