絵本の感想

心をビンにとじこめて

絵本の情報

タイトル
心をビンにとじこめて
作者
作:オリヴァー・ジェファーズ やく:三辺律子
出版社
あすなろ書房
出版年月日
2010年02月10日
心をビンに閉じ込めて

あらすじ

世界のいろんなことに興味津々の女の子がいました。
 
いつもおじいちゃんと一緒で
たくさんの新しい発見に胸を躍らせて。
 
ところが、ある日おじいちゃんが亡くなってしまいます。
 
心細くてたまらなかった女の子は
心を安全な所へしまっておくことにするのです。
 
心をビンにいれて、もうこれで大丈夫。
 
そう思えたのは、最初だけでした…

感想

※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
 
 
 
 
 
心を閉ざして、自分を出さなければ
傷つくこともない。
 
絶望することもない。
 
 
ただただ毎日訪れる日々を
こなしていくだけ。
 
 
 
大好きなおじいちゃんを亡くして
 
現実を受け入れることができなかった女の子は
自分の心を守るために、心をビンにしまうことを
 
選んでしまった。
 
 
何かに期待したり、大切なものを持ったりすることが
怖かったんだと思う。
 
大切なものが突然目の前から消えてしまう悲しさを知っているから。
 
 
でもそんな生活は
どこか気怠く、重い。
 
傷つくことがない代わりに、笑うこともない。
 
 
 
 
そんな彼女を救い出してくれたのは
昔の自分によく似た女の子です。
 
その女の子と昔の自分を重ねて
少しづつ明るさを取り戻していきます。
 
 
最初は長い間ビンにしまっていた心は
思うようには自分では取り出せないけど
 
その女の子は容易く開けてくれます。
 
 
悪意もなく、何かをしてあげようという善意もない
ただただ純粋な子どもだからこそビンは開けれるんじゃないのかなー。
 
 
 
心をビンに閉じ込めている大人はたくさんいます。
 
僕もよく心をビンに入れて
自分を守るために笑ってごまかすことがあります。
 
 
それは必要なことなのだと僕は思います。
 
 
ただ時には心をビンから出して、けたけたと笑える。
そんな場所や、相手がいれば頑張れるのかなぁと。
 
明日も頑張ろう。
と優しい気持ちになれる絵本でした。
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 

「優しさの純度」

 

 
 
 
 


 
 


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みにもな