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生きる

絵本の情報

タイトル
生きる
作者
詩:谷川俊太郎 絵:岡本よしろう
出版社
株式会社 福音館書店
出版年月日
2017年03月05日
生きる

あらすじ

“生きているということ”
“いま生きているということ”
谷川俊太郎さんの詩と、岡本よしろうさんが描くふとした夏の日常。
生きるとは、生きているとはどういうことなのだろう…。

感想

※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
 
 
 

生きる (日本傑作絵本シリーズ) [ 谷川俊太郎 ]


 
 
谷川俊太郎さんの「生きる」という詩が
岡本よしろうさんの絵と組み合わさり、絵本になった作品です。
 
 
「僕らは生きている。」
それは当たり前で、当たり前ではない。
 
ふとした日常のなかに溢れる、
「いま生きているということ。」
 
 
「いま」という一瞬一瞬の上に僕がいて、
その「いま」をこの瞬間も刻み続けているのだなぁ。と感慨深くなりました。
 
 
僕が今呼吸をしていることも、
目にしている物も、
触れているものも、
思っていることも、
すべて、すべて、生きているということ。
 
 
それと同時に
どこかの誰かも「いま」を生きていて…。
 
「いま」亡くなった人や動物や虫がいて…。
 
 
生きる意味なんてよくわからないけど、
僕らは立派に生きている。
 
 
 
圧倒的な詩と、
何気ない夏の情景を切り取った
どこか懐古的で美しい絵たちが
「生きる」ということを身近に感じさせてくれるのです。
 
 
 
(文:國)
 

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