女性の手の甲ってなんかずるい
まぁ、ずるいって言うこと自体がずるいとか思ってたりもするんやけど、それは好きな人に限ったりもするんやけど。
そんな話は置いといて
ハッとするようなシャープさとかマニキュアとか
目ん玉飛びでて近づいていってるんちゃうかと思うくらい釘付けになったことがたびたびあって
自分の手とは違うなぁって
当たり前のことを深く思考して
なぜだか困り果てている自分がいて
帰ったらとりあえず爪をきろうと思った、18時頃。
そうやって何かをごまかして生きてゆく。
祖母はバナナを黒い点が出る前に食べてしまう
だから祖父母の家で食べるバナナはいつも綺麗な黄色をしている
今回のは微妙やな
とか
今回のは甘いわ
とか言いながら僕に渡してくれる
その手には黒い点や線が入っている。
それでもそれは、やっぱり女性の手で、美しい。
もうちょっと待ってから食べたほうが甘いんやで
とか余計なことは言わない。
自分の手を見てみる。
何も伝わってこない手がただただあるだけ。
何ひとつ恩返しなどできていない。