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Story

ワタシハ、

ツーと紐からぶら下がるマスコットを引っ張った
 
ぱぱぱんとなじんだリズムで光る、蛍光灯。
 
刺すように痛くて
 
対象物はわたしだ、
と思っているけど本当の事なんてわからないの。
 
 
暗晦の残像が残存する瞬間。
2日前信号待ち、とあるアパートのゴミ置き場で
半透明なビニール越しに視線をぶつけた、役目を終えようとするドラえもんのぬいぐるみを想った。
 
レンズを通したシーンはいつまでも脳裏に張り付いていて、出し抜けにべりべりと剥がれ落ちる。
 
そう、この瞬刻。
わたしのふとした所作でほこりが舞っていることに気付くまでの間。
 
 
冴えきった頭に寝惚け眼の目元。
そんな、リアルと御伽の矛盾を縫うように現れたほこりは妖精にみえた。
 
その中に1匹の虫が混じっていることに気付こうともしないわたしは。
 
 
 
明日の分まで泣いていた。
 
 

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