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Story

海月

 
 
土よう日は水ぞくかんに行きました。
 
おじいちゃんがさそってくれました。
 
おじいちゃんは人がおおいところに行くと「じゃまくさい。」とよく言うので、おじいちゃんとどこかへあそびにいくことはほとんどありません。
 
おばあちゃんもきげんがわるくなるからです。
 
だからすごくうれしかったです。
 
だけどその日、おばあちゃんはパーマの日だったので、わたしとおじいちゃん2人で出かけることになりました。
 
土よう日のあさ、「ばあばもいきたかったわぁ〜」といいながらおばあちゃんがかみの毛をむすんでくれました。
 
つぎはおばあちゃんもいっしょにいきたいです。
 
 
水ぞくかんは人がいっぱいでした。
 
でも、おじいちゃんは「じゃまくさい。」といわなかったのでほっとしました。
 
中には、きれいないろのクマノミ、わたしより大きなサメ、テレビでみたぶさいくな魚とかがいっぱいいてとてもかんどうしました。
 
わたしがいちばんきにいったのは、イワシのむれです。
 
なぜかというと、それはおじいちゃんがすきなたべものでしっていたからです。
 
およぐところを見るのははじめてで、キラキラとみんなおなじうごきをするのがすごかったです。
 
おじいちゃんに「おじいちゃんがすきなイワシやな。」っていったら、「イワシやな。」といいました。
 
おじいちゃんはイワシをあんまりみないで、クラゲコーナーにあるいて行きました。
 
わたしもついていくと、そこはくらくなっていて、とてもとてもきれいなクラゲがふわふわとげんそうてきでした。
 
ずっと見てられるなぁとおもいました。
 
おじいちゃんはわたしのよこでほんとうにずっとクラゲをみていました。
 
クラゲをみているとおじいちゃんが、「そこからはどーゆうふうに見えんのや?」といってわたしとおなじたかさまでしゃがみました。
 
わたしも「じいじからはどーゆーふうにみえるん?」ときくと、「たいしたことない。」といいました。
 
なん十ぷんたってもおじいちゃんがしゃがんだままうごかないので、みんなへんなめでみていてはずかしかったです。
 
だからわたしが「もうつかれた。」といいました。
 
そしたらおじいちゃんは「おなかすいたな。ごはんいこか」といってわたしと手をつなぎました。
 
 
一かいにあるレストランでほっとのコーヒーと、わたしのおこさまランチプレートビーをたのみました。
 
エビフライがのってるやつです。
 
ほんとはエーのハンバーグのやつがよかったけど、おじいちゃんがたのんでしまったのでいえませんでした。
 
おばあちゃんと出かけたときは「おなかすいてへん?」とわたしにきいてくれます。
 
でも、おじいちゃんとごはんをたべるのはうれしいです。
 
 
おじいちゃんとわたしはそとにあるつくえにすわりました。
 
11月だけど、とてもあたたかくてきもちよかったです。
 
「おじいちゃんはごはんたべへんの?」ときくと、「あさごはんたべすぎたから、おなかいっぱいやねん。」といってコーヒーをのんでいました。
 
「エビフライのしっぽってたべれるん?」ときいたら、「たべれるよ、ほら」といってふたつおいていたしっぽのひとつをきゅうにたべたのでおもしろかったです。
 
もうひとつはわたしがたべました。
 
「なんでじいじ、クラゲずっとみてたん?」というと、「なにもかんがえんでええやろ?」といいました。
 
よくわかりませんでした。
 
「びじゅつかんとかじゃまくさいねん、クラゲはミカのたかさからみたほうがええな。」といってまたまっくろのコーヒーをのみました。
 
そのあとおじいちゃんはわたしがたべおわるまで、ずっとくもをみあげていました。
 
わたしはふたつをまぜて、コーヒー牛にゅうにしたらのめます。
 
 
かえりに、おじいちゃんがタコクラゲのキーホルダーをかってくれました。
 
おじいちゃんがずっとみてた、あしのながいクラゲはキーホルダーがありませんでした。
 
だからつくってほしいなとおもいました。
 
つぎは、ばあばもいっしょにここにきたいです。
 
 
 

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