screen 1
で泣いていたあのコは数ヶ月前に子供を出産したらしい
screen 2
でみた全米大ヒット作では泣けなかった。
面白かったな、という嘘で自分を守りつつ全米をまもりました。
screen 3
でポップコーンを派手に溢した僕を恥ずかしそうに怒るあの人は僕のことをいつも褒めてくれた
screen 4
で上映開始早々に眠りはじめたおじさんが持つショルダーバッグから三省堂の辞書が顔を出していた
screen 5
を出た瞬間絡んできたヤンキーに「こっち見てきたことを謝らないと裏連れて行ってボコボコにするぞ」と言われ、あの映画を観て優しい気持ちになったのは僕だけなのかと落ち込んだあの日。
screen 6
でなくしたハンカチはもう僕の元へは帰ってこない。
先日みた夢の中で開けた家のポストにそのハンカチが入れられていた
おかえり、と言いきる前に目が覚めた。
screen 7
で押し殺した感情は誰のためのものだったか。
ロベルトベニーニ?ウィルスミス?フィリップノワレ?オドレイトトゥ?
みんな僕の言葉がわからない。
そして僕は今ドラコマルフォイと同じ髪色をしているよ。
screen 8
で描いた未来をいまだに追いかけている。