loadingなう

Blog

おばけ

 
夏の風物詩の1つでもある、こわい話。
こわい話といえば、幽霊。
 
 
僕は霊感がないから
今まで幽霊を見たことはないけど、遭遇してしまったらどうしようというのは常に頭にある。
 
 
その結果、
僕が恐れおののいている幽霊は、いつも全身だということに気がついた。
 
「白い服。髪が長い。生気のない肌。つり上がった目。伸びすぎた爪。」
 
 
これでは、情報量が多すぎるではないか
こんなもんこわいに決まってる
 
 
 
そ、こ、で、だ。
 
 
まず、頬骨あたりに標準を合わせて
その一点を見つめることだけを意識。
目を細めじーっとみる。
※この時の足の震えは仕方のないものと定義する。
 
 
そして
勇気を振り絞り、自分から近づいてやるのです!
 
徐々にズームズームズーム。
 
 
キスしてしまうんじゃないかという距離まで近づければ、もうこっちのもん。
 
そこには無数に広がる頰の毛穴があるだけなのだ。
 
毛穴の何がこわいのだ。
あの小さい穴に吸い込まれたりするわけじゃあるまいし。
 
危機的状況にいることに変わりはないが、
幽霊の中に人間的要素をみつけ、少し安心さえおぼえるはず。
 
 
こわいツリ目も髪の毛も服装もオーラも関係ない。
目の前にあるのは、け。あ。な。
 
僕にだって毛穴はあるからね。
 
 
 
 
ただ…。
この方法だと
近づきすぎて憑依される可能性は否めないし、
そんな挑発的行動にでた後の次の一手が思いつかない。
 
 
あぁ、距離感難しいのね。
その点では人も幽霊も同じなのね。こわい。
 
くそ、 話はまたふりだしに…
 
 
 

前の記事:

次の記事: