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みて、ほんだよ!

絵本の情報

タイトル
みて、ほんだよ!
作者
文:リビー・グリーソン 絵:フレヤ・ブラックウッド 訳:谷川俊太郎
出版社
光村教育図書 株式会社
出版年月日
2012年11月20日
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あらすじ

本は私たちをどこまで連れてってくれるのだろう?
おばあさんが落とした本を拾った男の子と女の子。
この出会いが世界を変える…。

感想

※ネタバレが嫌な方は先に作品を読むことをオススメします。
 
 
 

みて、ほんだよ!

 
世界中には想像もできない量の本があるんだけど、
その全てを読むことは叶わないですよね…。
 
 
だからこそ、僕らが出会う1冊1冊は
とても意味のあるものだと思うのです。
 
だって、人生で自分と全く同じ本を読み
死んでいく人はいないんですもの。
 
 
そんな貴重な出会いからはじまるこの絵本。
ある本を拾った、男の子と女の子。
その本をよむと、本の中の世界へ ひとっ飛び。
 
 
この本がたどってきた運命を追体験しているのか、
次から次へとあらゆる場所を旅するのです。
 
少し痛々しい光景が、僕たちを本そのものになった気分にさせてくれる。
 
 
そして、旅を終えた
男の子と女の子の
本を包み込む優しい手のぬくもりに
僕の心も「ぽわっ」となりました。
 
 
「ちゃんともってようね、」
 
 
本は、読むたび僕たちを色んな世界に連れていってくれるのです。
 
 
なんども
なんども
なんどでも
 
 
だから、僕らは読むことをやめられない。
 
 
 
(文:國)