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am7:57のバス

静かな am7:57のバス。
 
 
げらげら大きな声で
話す2人の女の子が乗ってきた。
 
会話の内容はバイト先の焼肉店に恋心を抱く先輩がいる。
その先輩がいかに男性として魅力があって、優れた人間であり、それ以外の男性はいかに優れていないか。
 
こんな感じの内容だった。
 
 
乗客みんながわかりやすく嫌そうな空気を出していた。
 
大好きな先輩ではなく多くの他人を釘付けに出来ている。
 
 
 
 
手押し車を押したおばあちゃんが乗ってきた。
 
静かに携帯を見ている。寝ている。2人以外の誰よりも先に席を譲った。
 
 
 
 
何が正解なんやろね。
 
バスを降りてそんな話をしたら、お前はいつも人の本質を見てないと怒られた。
 
俺もあの人にとっては、それ以外の男性と同じらしい。
ならせめて席は譲る人間でありたいと思う。

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